【株式投資】アメリカ株×四季報2021春夏
アメリカ株四季報
現在、会社四季報を使って日本株をセレクションした記事(こちら)を書いています。
日本株のセレクションはそこそこ良い成績になっているので、調子に乗ってアメリカ株でもやてみようというものです。
今回は米国会社四季報という本を利用して、アメリカ株で同様のことを行ってみようと思います。
ただ、日本株の会社四季報とは違い、以下2点が大きく異なっています。
- 全てのアメリカ株銘柄が載っていない
- 注目企業とその他の企業とでは情報量が違う(株主の表記有無等)
その他に細かい点では違う箇所もあり、日本株と全く同じセレクションを行うには決算書やアニュアルレポート見てくる必要があります。
前回セレクション銘柄の結果
昨年の10月にセレクションしてから8ヵ月程度経っていますが、その結果は下記の通り
※前号の米国会社四季報の発売日である10/5の始値で全銘柄を10枚ずつ買ったと仮定したものです。
◆2020.10.5の終値結果(総額1,700,000円前後)
◆2021.5.18の終値結果
凡そ、8ヵ月の間に利益額が8倍になっている
ってか、天才か?!
アリババは中国資本でヤバイと前回の記事でも注意書きをしていたし、マジで嵌りまくっている。
キーサイト
HPの一部門がスピンアウトした情報・電子機器メーカーで、5G関連銘柄です。東京のはずれの八王子に日本法人があるそーです。
8ヵ月の間に$100を割ったら買いたかったのですが、割らず><
アクティビジョン・ブリザード
「Call of duty」「Candy clash」「クラッシュ・バンディクー」を制作したゲーム会社です。日本法人は東京の恵比寿にあります。
社会人になってから、殆どゲームをしなくてなって、人気タイトル等が全く分からないので手を出さず。
そんなゲームをしないボクでも上に挙げた3タイトルは知っているので、会社のブランド力は申し分なさそうです。
アリババ
この世の謳歌を過ごしていたファーウェイ(中国)が、アメリカの怒りを買って、一気に事業リスクが高まったことが思い出されます。
と思ったら、まさかのキンペーの怒りを買って、ジャック・マーは私財没収とかニュースが流れました。
正直、この先アリババがどーなるのかは全く読めませんので、ノータッチ。
今回の注目銘柄
で、最新号のセレクションの銘柄は、日本版の四季報より情報量が少ない箇所から掲載されている注目会社からのセレクションになっています。
上記の銘柄は情報量が多いパートからセレクションしたかったのですが、最新号のそのパートではセレクションに合致する銘柄がありませんでした。
精度が落ちるとは思いますが、ピックした銘柄は下記の通り(総額1,640,000円前後)
前回調べたレナー、ホートン以外は知らない会社です。
ハウジング(2)
ハウスメーカーのレナーとホートンは前回でもピックしました。
ハウスビルダーなので、日本で云えば、大和ハウスや積水ハウス、三井ホームの様なイメージです。
現在は木材価格が急騰しているので、ハウスメーカーは大きな影響を受ける可能性があり注意が必要です。
ゴールド(1)
ニューモントはバリックゴールド(コロナ禍、一時的にバフェットのバークシャーが保有していた株。現在は全部売却済)と同じ金鉱株です。
株価は右肩上がりという感じではなく、その時代・時期の金価格や金利によって上下に動いているようなので、金先物やETFの大体銘柄かと思います。
自動車ディーラー(1)
オートネーションは全米最大の自動車ディーラーで、メーカーの系列を超えて車種販売をしており、日本車も扱っています。
新車だけでなく中古車も扱っているようです。
メーカーの壁を超えて新車&中古車とも扱っているディーラーは日本では聞かないので、国土が広く自動車社会のアメリカならではの会社のひとつだと思います。
食品メーカー(1)
JMスマッカーは食品加工メーカーでダンキンドーナツの親会社になります。
ドーナツ以外にコーヒーやジャム、ペットフード等の販売を行っており、ペットフードは稼ぎ頭の一つです。
食品メーカーは不況に関係なく強いと言われる安定銘柄ではあるので、ポートフォリオに組み込んでおくには良いかもしれません。
個人的には、どこかのタイミングで購入を検討しています。
ヘルスケア(3)
ホロジック、UHS、LCoAHは全てヘルスケア銘柄です。
ホロジックはマンモグラフィーや外科手術機器等を生産している画像診断器メーカー。
UHSは全米最大級の病院経営会社で全米38州他にイギリスやプエルトリコでも病院経営を行っている。
LCoAHは臨床検査サービス会社。遺伝子解析、血液分析等をおこなっており、コロナの抗体・抗原検査や自宅検査キットの開発も行っています。
個人的にヘルスケアは好きではないので自身で購入することはないと思いますが、UHSは若干気になっています。
保険(2)
アンセム、センティンは医療保険会社です。
日本で云う所の第一生命、かんぽ生命、日本生命(非上場)なんかのイメージです。
日本の保険や銀行を持っていたこともあるのですが、殆ど株価が上がらないイメージしかないので、ヘルスケアと同様に金融銘柄全般への投資は、個人的に余り好きではないで買うことはないと思います。
資産運用(1)
Tロウは上場の資産運用会社となります。
日本で云う所のスパークスといったイメージです。
上場来右肩上がりに株価が上がっており、株価を意識した経営姿勢が見て取れるので、金融銘柄は余り好みではないのですが、チャンスを見て購入を検討しています。
コロナ銘柄
コロナに関しては、アメリカではワクチン接種が急速に進んでいることもあり、スポーツ大会やライブ等の人を集めるようなイベントも再開してきているようです。
ワクチン銘柄のモデルナ、ファイザー、J&J、アストラゼネカ等に関しては、現在では株価上がり切っているように見えます。
私はモデルナ、ファイザー、アストラゼネカを持っていましたが、モデルナ以外は全部売却済み、そのモデルナも現在はアッパー時より安値になっています。
経済が徐々に戻ってくるのは確かなので、ホテル株や航空株、飲食株等のアフターコロナ銘柄に急激な巻き戻し、どっかのタイミングで来るのは間違いありません。
一方でジャブジャブにしていた金融政策の引き締めが発生する可能性もあり、その場合、株価が急落する可能性があるので、注意が必要です。
バイデン効果
アメリカ大統領選挙において、民主党のバイデン候補が勝った直後はバイデン銘柄と言われる環境エコ銘柄やグリーンラッシュ銘柄が高騰していました。
私も購入しているグリーンラッシュのキャノピーは、一時60ドルに迫っていましたが、現在では22ドル前後まで落ちてきています。
グリーンラッシュのところで書きましたが、この業界は現在黎明期にあたるので、M&Aや倒産が相次ぐと思われます。
下記の記事で紹介していたティルレイ(存続会社)がアフリアと合併と動き出しています。
この合併により、ティルレイはキャノピーを抜いて世界最大の大麻生産会社になると言われています。
今後もグリーンラッシュ銘柄においては、M&Aが行われ最終的にはメガカンパニーが3,4社生き残るのではないかと思っています。
環境エコ銘柄では、前回の記事で名前だけ出していたネクステラエナジーを僅かに購入しました。
しかし、現在はトントン銘柄になっており、日によって赤になったり、黒になったりしている状況でバイデン政策に合致したからといって、爆発的な伸びを見せている訳じゃありません。