【株式投資】投資戦略・方法、解説@@

2019年3月9日


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投資戦略・方法

『投資』の一言を聞いたとき、多くの人が一番最初に想像するのが株式投資ではないでしょうか?私も株式投資は長年に渡って行っており、利益を上げています。ただ、個々人によって、取れるリスクや投資金額も違うことから戦略が無限にあるため、ハッキリ言って非常に難しいです。当たり前ですよね。簡単だったら、誰しも大金持ちになれるので、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーが年俸億なんてお金出さないですよね。

信用取引も活用

この難しいゲームに参戦するのであれば、信用取引口座も開いていた方が良いと思います。その理由はリスクヘッジです。信用取引を行うことで、売りから参戦出来るからです。現物取引のみで行っていた場合、買いからしかゲームに参加することが出来ません。しかし、信用取引を行うことによって、売りから参入することも出来るので、買いに対するリスクヘッジとなります。利用しないにしても、戦略として何かあったときのために、開いておいて損はないです。

レバレッジ取引は慎重に

但し、信用枠を利用して、レバレッジ取引を行うのであれば、資金管理は相当慎重に行わなければいけません。FXと違い株の場合、レバレッジは3倍程度までしか効かせることは出来ませんが、値動き幅がFXのそれとは比になりません。ストップ高・ストップ安となると1日で20%や30%動いてしまうことがあります。

レバ使って取引を行う人の中には、短期大量のポジションを動かし、大きな利益を狙う人も多いかと思います。流動性が高く、需給バランスが少々クラッシュしているような銘柄を取りに行くと、ボラティリティが大きくなっているために、読みが外れた場合の損失の広がりが尋常じゃなくなります。この手の仕手銘柄になってしまっているものは、動きが読めないので、危なくなったら迷わず損切れるハートの持ち主じゃない限りは、手を出さないことをお奨めします。

短期投資

実際に投資を行うとなると、短期投資(投機)、中長期投資でも戦略はかなり変わりますし、市場に関しても日本株だけでなく、アメリカ株等の海外株もあります。何が自分にマッチしているかは、人によって違います。

短期でお金を回して大きな資産を作った人もいれば、長期間株を保有し続け大きな資産を作った人もいます。どちらの方が儲かる・儲からないはありませんが、AIトレードが市場で幅を利かせている昨今とそれまでのマーケットでは事情が変わってきているため、短期手法やテクニカル手法に関しては注意が必要です。

短期取引ですと、マクロ経済政策の効きや企業実態に関係なくマーケットが動くことは多々ありますので、本当に注意が必要です。短期、テクニカルを勉強することはチャートの理解には多いに役立ちます。これらの手法で取引をせずとも、投資家として、知っているということは重要なので、勉強はしておくべきです。

長期投資

長期手法においては、世界的な大投資家ウォーレン・バフェットが自分の投資理論の原点はこれにあるといった名著『賢明なる投資家(1949年著)』。この本の著者であるベンジャミン・グレアムはコロンビア大学の教授であり、投資家でもありました。そしてコロンビア大学での教え子がバフェットなのです。

要するにバフェットは、大学、恩師からの講義を参考にして、自分の投資理論を作ったことになります。その原点が『賢明なる投資家』の内容です。この書籍は投資の世界おいては名著であり、バイブル的なものです。私自身も読んで、大変勉強にはなりましたが、ただ、今の時代ならバフェット本と呼ばれるものが沢山出ていますので、そちらの方が内容的には分かりやすいかなとは思います。これらの著書は、どちらも長期保有を前提とした投資方法が書かれていますので、現在においても有効で得られる知識や知恵は多々あると思われます。

I ♥ NY

「貯金大好き日本」と「消費大国アメリカ」では、投資に対する社会的な環境や考え方がそもそも違うため、会社経営に対する姿勢や責任も全く違います。昨今は「物言う株主」「アクティビスト」なんて言葉も聞かれるようになりましたが、アメリカと比べれば、日本は経営者に対して、まだまだ激甘に感じます。私は米系会社で働いていたこともありますが、日系企業の「居心地の良さ」「なぁなぁさ」「適当さ」とはまるで違います。ことあるごとに「会社に、チームにどんなバリューを与えているのか?」なんて、よくイジメられた叱咤激励されたものです(笑)。

アメリカ市場は、基本的には、これまで研究され解明されてきた経済原理に沿って、動く傾向にあります。金利が上がれば、インフレ率も上昇傾向になり、株式市場が下がります。リーマンショックで手痛いダメージを現実経済、マーケットが受けたときに、FRBは大規模金融緩和を行うことで、この混乱を収めることに成功しました。

数量規模や細かい点は別にして、行った施策自体は教科書に書かれているようなことです。この施策もあり、リーマンショック後、底を付けてから僅か1年でNY市場は大幅に回復しています。これまでの経済の研究成果がある程度通じるということがとても重要です。だから、私はアメリカ(市場)が好きです。

 

日本市場には経済学が通じない

平成の時代30年が終わろうとしている中、日本市場は未だにバブル後の後遺症なのか、これまで日銀が様々な脱デフレ政策を行ってきましたが、デフレマインドが全く抜けず、インフレ率2%に全く届かない状況です。現在の日銀黒田総裁は『日銀経済』ではなく、各国がこれまで行い成果を上げてきた金融政策を推し進めています。しかし残念ながら顕著に成果が出ていません。マインドの問題なのか、どうして成果が出ないのかが謎です。リフレ派の黒田総裁の下で成果が出ないのであれば『誰がやっても無理では?』とかなり悲観してみています。

リーマンショック後に各国が大規模金融緩和をしていた中、当時の日銀(白川)&民主党政府だけが、何もせずにボケーとしていたので、円高が70円台まで進み、日経平均7000円台とかトンデモないことになっていたのは、皆さまの記憶にも残っているかと思います。

知識や経験のストックが通じる世界で

日本市場で戦うことは、一般的な「経済」「金融」「投資」に関する勉強や知識、経験、戦略、方法が通じない世界で戦うことと同じだと、私は思っています。ストックしてきた知恵や知識が通じないのでは、意味がありません。そんな理由から、私は日本市場からアメリカ市場へと資金をシフトさせています。

手数料と時間的な関係から日本株も触っていますが、長期投資に関してはアメリカ株に入れていっています。皆さんご存知のGAFAには、数年前から投資をしており、中でもアマゾンにぶっこんでいます♪♪♪

勿論、アメリカ株の方が簡単なんてことはありませんし、アニュアルレポートも英語なので、真剣に読むとなると日本語の3倍くらいの時間を用意します。売買手数料も日本株に比べると割高ではあります。それでも、これまでに培われた投資戦略や方法に関する知識や経験等のストックある程度報われるかもしれないところで勝負をしたいってことです。