【不動産投資】vs引っ越し業者(大家向け)
vs引っ越し業者
退去に伴いお客さんが用意した『ピッーー!!引越し』が、私の大切なマンションの廊下の壁に穴を空けていきました!
それも3ヵ所です!!
最大傷7㎝程度 | 最大傷2㎝程度 | 最大傷2㎝程度 |
怒り心頭です!!!
これを泣き寝入りなんて当然受け入れられません!
ってなことで、今回とった行動を記しておきたいと思います。
現場を見つけたら最低限行うこと
事前にやれること、事後やれることもありますが、最低限行うことは
- 証拠写真を撮る
- 気づいた時点で、即引っ越し業者に(クレーム)電話入れる
この2つです。
正直これだけだと、皆さまも想像通り、弱いというのは否めません。
事前にやっておくと良いこと
- 引っ越し前に物件を確認しておく
- 管理会社利用なら、引っ越し前に連絡しておく
これに尽きます。第三者が入れば尚良し!
私は自分の目の届く場所にしか、不動産を保有していません。面倒だったり、時間が取れない可能性もありますが、引っ越し前に現状を確認をなるべく行っています。
確認作業は引越し当日、引っ越し業者が作業を行う前、行う直前でも構いません。
とにかく、引っ越し前には損害がないことを確認して、証拠、証人等を確保しておくことが最も重要です。
引越し当日に引越し屋の前に出ていってオーナーであることを告げ、『傷付けないでね、チェックしてあるから』くらい言うのも効果的です。
管理会社使って、運用しているような人は引越し日が分かっているなら連絡を入れて、事前に現調しておいてと伝えた方が良いです。
相手がゴネたら『何かあったらあんたらの責任で補償してよ。私は頼んだからね。電話録音して言質取ったよ。』くらい言ってやりましょう。
三井不動産XXX、大和ハウスXXXみたいな大きな会社の関連会社系の管理会社であるならば、引っ越し業者を捻るなんて簡単です。
修繕工事を行うのも関連会社が行うため、会社全体として利益になるので、動いてくれることが多いです。
5流管理会社だと、どーなのでしょうね?引っ越し業者に文句は言っても、成果をあげるのかは微妙です。
事後にしたこと、出来ること
- 相手に連絡(クレーム)の電話入れる
- 退去時には、第三者と立ち会う
- 相手に極力情報は与えず、相手から引き出す
- 弱気に出ない
運悪く保有物件に傷等を付けられてしまった場合、まずはクレームの電話を入れます。時間が経つと我々(引っ越し業者)ではないと言いかねません。
お客様の退去時は、毎回私は必ず不動産仲介と共に立ち合いを行うようにしています。
不動産会社を同席させるのは、何か問題があったときの証人を残すためです。その他にも部屋の汚れ等を指摘した場合の証人を残すために行っています。
今回のケースでは、引越し日=退去日だったので、不動産仲介が一緒だったので話もスムーズでした。
こっからは探偵作業じゃありませんが、借主に質問をして、引っ越し作業前に傷が無かったことを引き出しました。
他の部屋の住民にも確認して、引っ越し前に傷が無かったことも確認しました。
引越し屋と対峙
上記の様なことをザッ!とし終えたところで、引越し屋から電話があり、現調させてくれとのことです。
当日中に来いと告げ、時間を指定しました。この時に先の不動産仲介にも連絡を入れ、立ち会ってくれとお願いしました。
日頃から付き合いがあると、こーゆーときでも付き合ってくれるものです。
さて、こっから先は自分の正当性を訴えつつ、如何に相手に非があるかを証言させるかゲームです。
頭フル回転のキレキレで慎重に言葉を選んでの交渉、基本的にドコに傷があるだとか具体的な情報は与えません。
仮に、引っ越し前に傷等があったならば、そのことを業者としては事前にチェックをしています。
そうでなければ、関係のない傷も自分らのせいにされ、今回の私の様な対応されてしまうからです。
大まかなやりとり
3者揃って現調を行う前、ここからゲームは始まっています。
現場に向かう
更に別現場に向かう
ってな感じのやりとりを終えました。
傷を見た瞬間に訴訟まで頭に浮かんだので、まずどーやって、相手の過失責任や嘘証言を引き出してやろうかということしか考えていませんでした。
基本的には『傷の状況等に関しても一切の情報を与えない』そして『攻めの姿勢は一切崩さない』を徹底しました。
当然の結果
その後、施工会社と馴染みのリフォーム会社、2つの見積もりを取り、引越し屋に送りました。
金額的には当たり前ですが、施工会社の方が圧倒的に高いです。
引越し屋が『安い方で勘弁してください』とな気を入れてきました。
今回は私が発注して、後から引越し屋に請求するのではなく、引越し屋が発注者です。
引越し屋の指定先ではなく、私の馴染みの会社への発注となり、仕事を振れるチャンスでもあるので、ここは折れました。
ここで仕事(利益)を融通しておかば、別の要件のときに安くして貰えるかもしれませんからね。
想像話
今回の様なケースの場合、自分の財布は一切痛みません。
そこで日頃から懇意にしている業者がいる場合、施工会社の見積もり金額を彼らに教え、それよりも若干安い金額で見積もりを出させます。
そして、その金額に収まるように他の工事、例えば『より広い範囲のクロス交換』や『室内リフォーム』なんかをONさせる。
もしくは今回の利益を全部渡す代わりに『次回安くして』とか『無料でやって』なんて、トランプ大統領的なディールをしている人もいるでしょう。
余談
不動産の大家をやっていれば、当然にテナント、お客様は変わっていきます。
そのため、引越し業者とは直接ではないにしろ、絡まざる得ません。
最近は人手不足のため、大手の引越し業者と云えでも、中々、作業員が集まりません。中小零細となると、人員確保が非常に難しくなってきます。
当然、正社員だけで作業を行うなんてことは無理なので、現場責任者(社員)と残りバイトなんてーのは珍しくありません。
読者の方の中には、学生時代等に引越し屋のバイトをされていたなんて方もいるかと思います。
更に価格の安い引っ越し業者に依頼をすると、引っ越し時間もかなり曖昧で前の現場が終わってからなんてこともザラです。
契約終了日当日に引っ越しをするようなお客さん、引っ越し業者はかなりヤバイと思った方が良いです。
高級物件の場合、引っ越し業者を指定しているなんてこと場合もあるみたいなので、そのよーな物件の所有者は考えても良いかもしれません。
特にお知り合いに引っ越し業を行っている人がいるなら、指定制にして、バックマージン貰うなんて出来そうです。