【投資結果】ロボアドバイザー実績比較(27ヵ月)
【投資結果】ロボアドバイザー実績比較(27ヵ月)
2019年5月はドローダウンが酷かったのですが、6月に関してはV字回復しました。
この記事を書いている段階では、G20大阪サミット終了後の結果反映はしていませんが、それでも随分と戻しました。
ロボアドバイザー、2年超運用して(積立ナシ)して、円ベースで104.63%、ドルベースで110.1%です。
追加、積立投資をしていないので、ドルベースで考えるとかなり優秀です。
現在、足を引っ張っているのはフォリオです。ローンチとほぼ同時に投資を開始したのですが、この時期が悪すぎでした。投資値が高すぎて、運用効率は比較的良いと思っているのですが、ドローダウン(DD)が来ると即マイナスに転落してしまいます。
また、今月は円高が著しく進行し、一時106円台を付け、月次の終値ベースでは107.79円となっています。
4月の終値が111.62円、5月の終値が108.26円、今月が107.79円となっており、僅か数ヵ月で円高が急激に進行しました。
Wealth Navi
最も含みを持っているのは『WN』です。6月は先月とは一転して、非常に高い運用率となりました。
542,781円(+8.56%)、5033.23ドル(15.51%)で着地です。
ドルベースで5000ドル突破は2018年1月振り、15%以上運用となっており非常に好調です。為替状況が最悪の中で、この運用状況は優秀だと感じました。
THEO
『THEO』も『WN』と同じ、25ヵ月間運用しており、5月は521,043円(+4.21%)、4833.87ドル(11.06%)で着地です。
『WN』と同じくハイリスク&ハイリターン運用を行っていますが、ドローダウンに強い=マイルド運用なのは変わらずなようです。
先月から比べると円ベースは1.8%くらいの改善なので、少々物足りない感じです
Folio
6月は505,614円(+1.12%)、4690.73ドル(6.62%)で着地です。
最初にも書きましたが、ロボアドバイザーのポートフォリオでは『Folio』が足を引っ張っている感じです。
運用効率自体は非常良く、円ベース、ドルベース共に先月に比べて5%近く改善しているのですが、やはり投資した時期が悪過ぎです。
7月は好調な運用が期待できそうなので、一度利確して、次回DDが来るまで寝かそうかと思っています。
①元本 | ②2019年5月31日(②/①) | ③2019年6月30日(③/①) | 前月差分(③/②) | |
WN | 500,000円(100.0%) | 517,987円(103.6%) | 542,781円(108.56%) | +24,794円(+4.8%) |
THEO | 500,000円(100.0%) | 512,386円(102.5%) | 521,043円(104.21%) | +8,657円(+1.7%) |
Folio | 500,000円(100.0%) | 481,571円(96.31%) | 505,614円(101.12%) | +24,043円(+5.0%) |
合計 | 1,500,000円(100.0%) | 1,511,944円(100.8%) | 1,569,438円(104.63%) | +57,494円(+3.8%) |
ドル円 | 111.53円 | 108.26円 | 107.79円 | -0.47円 |
※ドル円はTHEOより
円ベースグラフ
為替は先月から更に円高傾向に傾いたのですが、それに反して運用プラスに傾きました。理由はNYSEが非常に好調でダウが史上最高値を更新するような環境にあったことだと思われます。
裁量取引もしているのですが、為替状況が厳しく思ったような利益を出せなかっただけに、3ロボともプラスに戻り嬉しいです。
ドルベースグラフ
ドルベースで見た場合、前月に比べ『WN』は+265.81ドル、『THEO』は+159.67ドル、『Folio』は+242.45ドル、合計677.93ドルのプラスとなりました。
全てのロボアドバイザーがプラス運用になり、先月から上げ幅は『WN』>『Folio』>『THEO』となっています。円ベースでは『Folio』>『WN』>『THEO』だったのが、ドルベースになると、『WN』の方が強いのは相変わらずです。
①2017年3月 | ②2019年5月31日(②/①) | ③2019年6月30日(③/①) | 前月差分(③/②) | |
WN | 4357.55ドル(101.6%) | 4767.42ドル (109.44%) | 5033.23ドル (115.51%) | +265.81ドル(+5.58%) |
THEO | 4395.75ドル(101.0%) | 4674.20ドル (109.41%) | 4833.87ドル (111.06%) | +159.67ドル(+3.42%) |
Folio | 4399.50ドル(100.0%) | 4448.28ドル (101.11%) | 4690.73ドル (106.62%) | +242.45ドル(+5.45%) |
合計 | 13,220.57ドル | 13,889.90ドル(105.06%) | 14,557.83ドル(110.11%) | +677.93ドル(+4.81%) |
ドル円 | 111.53円 | 108.26円 | 107.79円 | -0.47円 |
※ドル円はヤフーファイナンスより
7月に関して
この記事を書いている最中ですが、G20において、米中貿易摩擦に関して、交渉再開&追加課税しない(現行のものは継続)というニュースが出ました。
更にサプライズとして、安全保障等に関わる分野以外に関しては、アメリカ企業とHuaweiとの取引を認めるとのことです。これによって、各国企業もHuaweiとの取引再開が予想されます。
これらのニュースのよって、円高の改善と株価改善期待により、7月の1週目はロケットスタートかと思われます。
しかし、トランプ大統領のことなので、ちょっとでも気に喰わない条件等が出てきた場合は、即時追加課税&Huaweiとの取引禁止等が再開すると思われます。
アメリカ経済
6月はNYSEにおいて、ダウ30が史上最高値を更新しました。NASDAQも8000Pにいるなど、非常に好調です。その一方でトランプ大統領は、FRBに対して『利下げをしろ』と言っています。
トランプ大統領の頭の中には、2期目の大統領選挙のことしかなく、そのために株高を延々と演出したいということは分かります。
しかし、ここまでの株高、背景にある経済好調の最中、利下げ要求はあり得ません。バブルを誘発するだけであり、バブルが弾けた時にできる金融緩和策を狭めてしまいます。
現にパウエル議長もこの点に関しては反発していますが、トランプ大統領は「降格させる」「解任する」等、かなりプレッシャーを強めており、危険です。
5月のDDは、中国との貿易交渉の停滞による一時的な経済への影響です。この問題が決着すれば、株価は戻ってくるので危険なことはして欲しくないです。
7月アノマリー
7月は夏休みの時期になってきます。日本企業の夏休みは4,5日とショボイですが、外国では1,2ヵ月のバケーションの時期です。ファンドが手仕舞いにするなんてことも良く聞かれるので、ウリが嵩むかもしれません。
国内事情としては、冷夏になると株価も下がると言われています。今年は冷夏と言われているので、この点も気になります。
また、今月は参議院選挙が実施されます。選挙は買いと言われいますし、与党が勝つこと自体は間違いないでしょう。どのくらい圧倒的に勝てるかが問題になってきます。
G20において一定の評価を受ける演出を行った安倍総理はこれを前面に出して戦っていくのだと思われますが、『老後2000万円問題』が与党側としては目の上のタンコブです。
野党はこの点を突いてくるのだと思いますが、しかし彼らに非常に有効な対案があるのかと云えば、それはありません。
予告ロボアドバイザー実績(28ヵ月目)
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