【自販機ビジネス】自動販売機設置(お金の話)

2019年3月17日


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自動販売機設置時の契約の種類

自販機設置には、大まかに「フルサービス型」と「セルフサービス型」の2つのパターンがあります。「メリット」「デメリット」に関しては、大体各々の裏表といった感じになります。また、契約期間に関しては、大体の会社が3年契約としています。

フルサービス型

フルサービス型とは、ドリンクの補充他、自販機設置・売上に必要となる作業をベンダーが行ってくれるサービスことを言います。街中で見かける「C」「S」「K」「A」等の大手飲料メーカーの自販機は、このサービスが多いです。

メリット デメリット
自分で商品補充をしなくても良い

自販機が何かの原因で壊れたりした場合もベンダー側が交換してくれる

ゴミ箱を設置している場合の空き缶回収もしなくて良い

設置料を得られる可能性がある。

 利幅が少ない

 

セルフサービス型

自己管理型は、自ら自販機自体を購入して、ドリンクの補充も自分で行うものです。稀に街中で余り見たことのない商品が格安で売られているような場合はこのパターンかと思われます。

メリット デメリット
利幅が大きい 自分で商品補充を行う必要がある

自販機そのものが壊れた場合、修理代や交換費用が自分持ちになる

自販機及び販売商品による事故等が起きた場合、設置主・売主責任が発生する可能性がある

設置料は得られない

 

収益の種類

収益1:自販機の売上に対する歩率

これはドリンクが売れたとき、それに対する自販機売上の歩率は、設置場所、パートナー(ベンダー)によって大きく変わってきます。下記表では、A社が現在の契約先、B社が以前の契約先、C社は契約に至らなかった会社です。

A社 B社 C社
A社は190円未満のドリンクに関しては15円/本、190円以上にドリンクに関しては35円/本 売上の30% 売上の20%

3年前に契約をしたB社に関しては正直破格の数字です。このご時世、売上の30%なんてまずあり得ません。不動産デベ時代の仲間にこのことを話したら本当にビックリしていました。

このような数字が取れた理由として思い当たるのが、サラリーマン時代に勤めていた会社で契約条件を話したことでしょうか?普段、社長が利用するような立派な応接室をちょっと拝借して、そこで条件詰めをしていました(笑)。ベンダーの営業マンが通常このような対応されることないので、『嬉しかった』『ビビった』のW効果があったかと思われます。当初売上の30%で契約しましたが、3年後の契約更新時には、担当者も変わっていたこともあり、やはりその数字は出せないと言われました。

現在契約を結んでいるのがA社です。この数字の方が、読者の皆様に対しても現実的な数字かと思われます。具体例を挙げると、100円のドリンクが売れると15円が私、残り85円をベンダーと飲料メーカーというように3者で分け合うという形になります。この分配率に関しては、各社、設置場所によって大きく変わってきます。

収益2:自販機設置料

A社 B社 C社
180,000円(3年間) 200,000円(3年間) 60,000円(3年間)

これは場所代です。B社はこれに関しても良い数字を出してくれました。『場所代を払えない』という会社もある中、現在契約しているA社に関しても、かなり良い部類かと思われます。18万円に関しては、毎月5000円を売上に計上する方法と契約時に一括で頂戴する方法のどちらも選択できます。

経済論理に従えば、最初に一括で貰ってしまった方が得ではありますが、契約期間中に途中解除となると残存期間のお金を返済する必要があり、手間となるので、私は毎月5000円を売上に計上する方法を選択しています。

必要経費

自販機を設置すると、必要経費として、毎月電気代が掛かります。この電気代以上の利益を上げないと赤字経営となってしまいます。昨今のドリンク系の自販機は省エネ化が非常に進んでおり、旧式では5,000~8,000円/月程度の電気代が掛かっていたようですが、最新自販機での電気代は2,000円~5,000円/月程度に収まっているとのことです。

私のケースですと、電気代にマンションの共用廊下部分などが含まれてしまっているため、個別金額が分かりませんが、マンション全体で10,000円/月以下なので、上記の通りくらいだと思われます。ホットドリンクが補充される冬の方が夏に比べて電気代は高くなる傾向にあります。

【自販機ビジネス】売上実績推移(9ヵ月比較)

自販機ビジネスに関しては、今後売上等を記載していきたいと思います。