【自販機ビジネス】売上実績推移(9ヵ月比較)

2019年3月17日


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売上実績推移グラフ(9ヵ月比較)

本数ベースのグラフは以下の通りです。B社からA社に変更し、売られている商品が全般的に安くなりました。1本あたりに受け取る利益はB社の方が遥かに大きかった(2.5倍程度)のですが、売上&本数に関しては、A社に変更してから明らかに増加しております。利益に関しては、契約上公表できませんが、売上本数に15円/本程度を掛けたものが、利益となります。

7月に関しては売上が7万円(600本)近くまで上がっていますが、利益としては9000円程度にしかなりません。これに設置料の5000円/月を足した14,000円が7月の利益です。よっぽどの好立地でない限りは、自販機売上だけで生活を成り立たせることは、難しいかと思います。

※11月の売上が低いのは、月の途中からの契約(解約)のため。

※A社の8月以降の売上が低いのは売上が確定していないからです。

  

売れる価格帯

自販機設置してみて分かったことですが、130円以上の価格となると売れ行きが鈍ります。100円~120円くらいにすると、明らかに売上が変わります。120円も130円も購入者からしたら大して変わらないのですが、自販機飲料=110円みたいなのが、頭に刷り込まれているのだと思います。そのため、130円あたりになると売れ行きがガクンと下がります。

商品価格に関しては、基本的にはこちらからベンダー側に何かを言えることではないので、安目の商品ラインナップを頼む程度のことしかできません。ただ、ベンダー側もプロなので、どの価格帯、商品が売れるくらいのことはマーケしているとのことです。

自分でも売上分析はする

勿論、毎月送られてくる明細表を見ながら、自分の自販機で良く売れている商品を分析したり、周辺の他の自販機商品と比較する等、自らマーケ調査等を行って商品ラインナップを決めたりすることは可能です。というか、この程度のことは行った方が良いです。

私もどこのベンダー機を入れるかで周辺の調査を行ったり、売れている商品が何なのかはチェックしています。今設置している自販機に関しては、トクホ商品とエナジードリンク以外は、基本100円~120円の商品をラインナップしています。

190円未満の商品の場合、どんなに売っても15円/本の利益にしかならないのですから、全部100円の商品でも良いくらいなのですが、それを行うと商品を揃えることが難しいのと、ベンダー側に嫌な顔をされる可能性があるため、行っていないだけです。

身を削るのは意味ない

尚、自らの利益を削って商品価格を下げることは出来ます例えば、120円/本で売られているジュースを100円にして売ることは可能です。しかし、その場合は自分の利益から20円を差し引くことになります。1本あたり15円の利益しか出ない場合は、-5円の赤字となってしまいます。

ベンダーやメーカーも少々利益を削って、100円にして貰えないのか?とお思いでしょうが、通常それに応じるベンダーやメーカーはいません。1本売れて10円、20円の収益ですので、福利厚生等を目的としていないのであれば、ディスカウントは現実的ではありません。

【自販機ビジネス】売上実績推移(10ヵ月目比較)