【不動産】地面師

2018年12月28日


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ボロボロのボロ屋

西五反田の海喜館の不動産詐欺事件。この物件は私が社会人になった10年以上前から、色々言われている物件でした。TVでは老舗旅館なんて言っていますが、10年前から外壁には亀裂が入り、一部崩れており、建物は幽霊屋敷のようなもんです。緑が多いのは確かですが、手入れを殆どしてないので、枝葉が伸びっぱなしって感じです。いつ壁が崩れてくるかもしれないので、怖くて壁際なんて歩けるようなところじゃありません。オフィス街に所在しているなんて言っていますが、そもそも五反田自体が立派なオフィス街ではないですし(最近はベンチャーに人気らしいですが)、目黒川を渡った先、歩いて1,2分のところはラブホ街なところです。

業界じゃ笑いの的

逮捕者が出たことで、TVで良く報道されていますが、正直マスゴミは『地面師、地面師』言いたいだけじゃないかと思ってしまいます。確かに聞きなれない言葉で専門用語っぽいので、TVでは映えるような気もします。で、『地面師』ですが、端的に言えば『土地専門の詐欺師』ってことです。聞きなれないだけで、詐欺師、犯罪者です。

TVでは『地面師』グループがやり手だった!『地面師』グループは用意周到だの、何だの言っていますが、スポンサーである積水ハウスに気を遣っているのでしょうかね?こんなのに引っ掛かった積水ハウスは、業界じゃ笑いものです。大和ハウスも三井不動産も地所も引っ掛かっていません。当然、彼らの耳にもこの手の情報は入っています。引っ掛からないのは彼らが特別優秀だったからではなく、普通の感覚を持ったちゃんとした会社だったからです。大和と地所の人間と話しましたが、こんなのに引っ掛かるから『不動産業界はバカばかりだと思われるんだよ』と言っていました。私の周りの不動産業界の人間は、誰一人、「積水さん、カワイソ‐」なんて言っていません。勿論、これらの会社でもニュースが出た直後には「気を付けるように!」って社内では注意喚起されたそうです。

リーマン根性;;

ただ、この案件は社長案件だったらしく『何が何でも買ってこい!!!!』的な指令、命令があったTVで言っていました。これを聞くとサラリーマン事情が分かっているだけに、多少同情してしまう点もあります。私は子会社の社長を含めると4,5人の社長の下で直接働いていましたが、やはり、社長命令となると、どの社長のときでも、部下は目の色が変わりましたね。結構な無理難題を吹っ掛けられ、本部長が部下に!その部下が更に下の部下に!なんてことはザラでした。かく言う私も色々とヤラされましたよ。

お金を支払うまでの間に『本当の持ち主から通告があったり』『顧問弁護士から所有者確認しろと言われたり』『本来、複数人の役員稟議が必要であったり』と色々ステップがあったのに、全部無視して、買いに走る営業担当者とその上司。冷静な判断を麻痺させるほどに、買えなかったときに社長様からめっちゃ怒られるのでしょうかね???社長様からしたら自分の手足のように動く便利で従順じゃ部下なのでしょうが、想像しただけで積水ハウス怖いです。無能ほど出世するピーターの法則なんて考え方があるようですが、どーでしょ?何も考えずに言われたことをちゃっちゃかヤル!どこの会社もこんなのが出世するんですかね。