Categories: 自販機投資

【自販機ビジネス】商品構成を考えた夏(2020)

商品構成

通常、自販機を設置(フルサービス)すると、自販機設置者から特別な指示が無い限りは自販機ベンダーが商品の補充だけでなく、入れ替えも行います。

自販機ベンダーは、本部ではざっくり、どの商品が売れている程度のことはデータ取っています。

しかし、AIが身近なものになってきたとはいえ、狭い地域毎の売れ筋商品だったり、個別の自販機毎にデータを取ったり、マーケティングをするなんてことはしていません。

勿論、何もせずに全部ベンダー任せでも良いですが、自販機の売上を増やすため、マーケ&データ分析や商品構成考えるのは設置者側のお仕事となります。

売上実績推移(2020年)

昨年の7月を最後に自販機に対するブログは更新していませんでした。

売上自体も大した金額ではないので、自販機内の商品構成も業者の好き勝手に任せていました。

最近、データを見返してみると昨年の秋口から今年の春先までは売上が随分と下がり、4月から緩やかに売上が回復してきています。

自販機売上構成

他の記事にも書きましたが、自販機売上は、冬は低迷し、夏は上がる傾向にあります。

もっと簡単にいえば、暑い日ほど沢山商品が売れるというこです。

7月も終わろうとしていますが、今年は長梅雨になっていることもあり、例年と比べると売上が下がっているのではないかと思います。

8月がどの程度、快晴、真夏日が発生するのかは分かりませんが、今更ながら過去データから商品構成を見直そうと思います。

 

鉄板商品:缶コーヒー

自販機の売上で鉄板とも云えるのが、缶コーヒーです。

どの自販機も売上の30%程度が缶コーヒーと言われており、私の自販機もそんな感じです。

このメーカーのこの銘柄が好きというのがあり、定期的に購買してくれる層がいるからです。

そのため、売れ筋商品は自ずと決まってくるため、新商品も出ますが、大きく変更することはありません。

ただ、夏になると冷たいドリンクの需要が上がるため、売上比率が低下しており、びっくりました。

鉄板商品:水&炭酸水

私の設置している自販機のもう一つの鉄板と言えるのが、水と炭酸水です。

この2つは夏冬関係なく良く売れる傾向にありますが、夏に入ると冬の倍までは行きませんが、比率が高まります。

スポーツドリンクを夏に入れていた時期もあったのですが、水や炭酸水の方が売れるので、スポーツドリンクはおいていません。

確かに大人になってからは、態々スポーツドリンクを飲むって云うのは少なくなった気がします。

売上を増やすには?

売上を増やすには

  1. 売上本数が増える
  2. 単価の高い商品が売れる

しかありませんので、ここにテコ入れしていきます。

自販機はラインナップ出来る商品点数に限りがあります。

そのため、同じ商品や似たようなものを置いてしまうのは非効率的です。

コーラのカニバル

そこでまず気になるのが、ペットコーラ(420ml・120円)と缶コーラ(500ml・110円)が混在している点です。

多少の味の差はあるかもしれませんが、基本どっちもペプシなので、カニバルが発生すると考えるのが自然です。

また住宅街の自販機なので、道で一口飲んでしまうというより、自宅で飲み切る人の方が多いはずです。

実際売上データも、価格が安く、量も多い、缶コーラの方が良く売れていました。

そこでペットコーラを削り、代わりに量の多いサイダーを導入してみようと思います。

お茶の扱い

サントリーの自販機を扱っていますので、日本茶は伊右衛門(435ml・120円&280ml・110円)になります。

伊右衛門は特茶というトクホブランド(500ml・190円)の高単価商品があります。

 

以前はこの商品も扱っていたのですが、いつの間にかベンダーが商品交換をしてしまいました。

過去の売上データを確認したところ、通常Verとトクホでは売上本数にそこまで差異が見られません。

またショートサイズの伊右衛門(280ml)とロングサイズのものとの売上差異も小さいです。

寧ろ、伊右衛門ばかり置いていたことでカニバルを起こしていた気さえします。

トクホに関してはリピート率が通常Verより高いという外部データもあります。

そこで、伊右衛門(435ml)を無くし、単価の高いトクホのお茶を設置することにします。

尚、麦茶は価格が安く、量も多いため、伊右衛門よりも遥かに売れています。

価格と量

私の好きなものと実際売れるもの、メーカーの売りたいものと実際売れるものは違います。

コーラとお茶の例から分かるのですが、やはり、安くて量の多い商品の方は売れる傾向にあります。

水や炭酸水が良く売れているのも、安いからだと思われます。

そうなると、エナジードリンク系統の商品がZERO(210円・500ml)とデカビタ(110円・240ml)に関しても、前者に統一した方が良いかもしれません。(デカビタは比較的売れ筋消費品ではあるのですが)

8月終わったくらいに今回の商品構成変えたことの結果が出ますが、売上改善していて欲しいもんです。

Maz Miro

30代の経営者。犬、猫大好き。

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Maz Miro

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