【株式投資】NISAでドル建てアメリカ株投資

2022年9月4日


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NISA(NIPPON Individual Savings Account)

NISAは皆さまも一度くらいは聞いたことがあるかもしれません。既にサービス利用している方も多くいらっしゃるかと思います。

凄く簡単に説明すると『NISA口座』という特別な口座で株等の取引を行い、発生した利益・所得に関しては、非課税扱いになるというものです。

この口座における非課税となる投資金額は年間120万円までとされています。

SBI証券

NISAでの最大投資額

NISA口座において投資出来る金額は最大で600万円となります。

つまり、毎年120万円の投資を行うのであれば5年間、継続投資が行えます。

最初の1年目に投資した120万円の利益を無税にするには、丸5年未満内に売却する必要があります。

5年未満に120万円を売却して、投資額を480万円に落としておけば、NISA制度が継続されている限り、6年目に120万円の投資を行うことが可能となります。

尚、年間120万円までの投資とされているので、4年間で480万円の投資を行っており、5年目にそのポジションを全て解消したからといっても、600万円を纏めて投資することは出来ません。

NISAの強烈な非課税の例

例えば、今年(2019年)NISA口座にて、A社の株に120万円の投資をして、

5年後(2023年)、そのA社が大成功してA社株が100倍の価値12000万円になり、売却したとしても、売却益11880万円に対しては税金がかかりません。

しかし、6年後に同額で売却した場合にはNISA口座から一般口座に移管されてしまっているため、11800万円に対して約20%の税金が徴収されます。

ネット証券のNISA口座比較

NISA口座での取引では買付手数料が無料というのを思い出したので、調べてみました(下グラフ)。

ネット証券各社はNISA口座での売買手数料は無料が多いです。

そして私が利用している◆SBI証券◆ も当然にNISAサービスを提供しています。

下の表を見る限りは、他の証券会社よりも大分商品サービスが良いように見えます。


※参照:SBI証券様

SBI FX

塩漬けのドル預金

私が学生の時、新生銀行のCMでドル預金利回り5%(定かではない)みたいものが流れていました。

私はこのCMにまんまとハメられ、新生銀行に口座を開き、ドル預金を行ったのです。

が、利回り5%というのは、最初の1ヵ月のみで、残りの期間は利回りスズメの涙%とか、もっと全然低い利回りで運用されるものでした。恐らく、CMの中でも脇の方等に小さな文字で『1ヵ月のみ』とか書かれていたのでしょう。

そんな罠に嵌り、ドル預金を持っています。

しかし、当時の為替レートは現在よりも大分円安だったので、現在のレートである111~112円前後で、円に戻すと損をしてしまいます。

数年前に1ドル120円を超えた時があったと思いますが、アノ時に円に戻していればプラスでした。

しかし当時はサラリーマンだったので、そう都合よくドル円が120円を超えているときに、ちょっと外出してエクスチェンジ手続きをするなんてことが出来ませんした。

『どうにか、このドルを活かせないか?』と考え、新生銀行に『ドルのまま買付出来る商品がないのか?』『ドルで現金引き出しが出来ないのか?』を聞いたのですが、それも出来ませんでした。

そのため、結局10年近く塩漬けになったままです。

NISA口座の利用

任天堂POをゲットするため(当選ありがとうございます)に、野村証券に新しく口座を開設したのですが、

そのときに野村証券に『野村の口座にドルを移す』→『そのドルでドルのまま外国株式を購入する』は出来るのかを聞いたところ、『可能』との返事を言われました。

しかし外国株の買い付けは、日本株のソレよりも手数料が高くなるため、通常小口買いは不利になります。

私が保有しているドルは1万ドルなので、複数銘柄に小口投資を行うと手数料が痛すぎます。

『これを解消できる方法はないものか?』と考えていたところ、NISAなんてものがあることを思い出しました。

SBI証券

ドル送金、面倒やで

新生銀行に『他行や証券口座にドル送金をしたい』と確認をしたところ、他の邦銀の場合は分かりませんが、結構な面倒な手続きが発生します。

日本円→日本円の送金みたいな簡単なものではありません。

その面倒な理由は、マネーロンダリングとか、脱税だとか、そーいったものに対する警戒みたいなのです。

  1. 給与明細や確定申告書等の収入の証拠
  2. ドル資金の利用目的説明物(ex.野村のドル建て商品のパンフ等)
  3. 身分証明(顔写真付き)
  4. 銀行届出印
  5. キャッシュカード

以上、5点を持って、店頭にて送金手続きを行う必要があります。

確定申告書やドル資金の利用目的を説明しなければならないとか、本当に面倒です。

SBI証券にドル送金をする場合

次に、ドル資金をSBI証券のNISA口座で引き受け、ドルのまま(円にエクスチェンジすることなく)、外国株式を購入できるか聞いたところ、可能とのことです。

となると、態々、野村證券の口座を利用する必要ないので、野村證券の話はココで終わりです。

SBI証券のNISA口座でドル買いが可能なので、後はSBI証券のNISA口座にドル送金をすれば、完了なのですが、ここでもう1ステップの手間が発生します。

×『新生銀行→SBI証券』への直接送金は出来ません。(※野村証券を利用の場合は『新生銀行→野村證券』が可能)

〇『新生銀行→住信SBI銀行→SBI証券』と住信SBI銀行を咬ませる必要があります。

そのために、住信SBI銀行の口座を持っていない場合は、口座開設をする必要があります。

SBI証券のNISA口座と外国株式手数料

上記の作業を行うと、漸くSBI証券のNISA口座からドル建てで外国株式を購入することが可能になります。

そこでSBI証券のNISA口座における外国株式、特にアメリカ株の取引手数料を調べてみました。

結果は無料ではなく、通常のアメリカ株の買付手数料と同じでした。

アメリカ株買付手数料(税抜※):約定代金の0.45%、手数料下限5ドル/上限20ドル

しかし、売却時利益に関しては非課税が適用されます。

非課税といっても、日本側の20%が非課税になるだけで、アメリカ側でかかる税金の10%は徴収されます(二重課税じゃないのか?w)

とはいっても、通常なら30%近く持っていかれるところが、10%で済むなら安いものです。

個別株ではなく、ETFならば買付手数料が掛かりません。

ドル資金を持っている方が、どの程度いるか、ニーズがあるのかは分かりませんが

『NISA口座を活用し、外国株式をドル建て購入する』

ということは、以上の作業が必要で大変面倒ですが可能です。

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