10月は『米中貿易戦争問題』と『サウジ問題』の月だったかと思います。先月10月は下がると予想を書きましたが、当たっても正直嬉しくありません。
さて、中国との貿易戦争は、先月と同じく未だに決着付かずに燻ぶったままです。取り敢えず、アメリカの中間選挙を終えるまではコレといった進展はないかと思います。10月新たに発生した問題は『サウジ人記者暗殺疑惑』です。サウジアラビア政府に批判的なジャーナリストが、サウジ王子の命令によって殺された可能性があるとのことで、世界中がサウジに対して総批判をしていました。良好関係でアメリカまでもが批判的な論調となったこと、王子主催の経済フォーラムの危機、オイル価格の動向、サウジマネーを受け入れているソフトバンクの姿勢等が問われることとなり、アメリカ、日本ともに株式市場は下がりに下がりまくりました。
また想定以上に下がったのは、AI利用するヘッジファンドの売りとも呼ばれていますが、しかし、本当に酷いものです。
2018年10月に関しても『WN』の方が優秀です。しっかし、今月の下げ幅は、運用期間中、過去最大の落ち方で参りましたね。私と同じようにロボアドバイザー利用していた人にとっては、大変厳しい月だったはずです。
運用成績は103%で、これまでの利益が殆ど飛んでしまっているようなもんです。年末に向けて上がると信じたいですが、ここまで落ちるとお金を入れている意味があるのか、疑問に思うレベルですね。しかし、そんな『WN』よりも酷いのが『THEO』です。こっちは、運用成績が101.5%です。手数料取られたら、何も残らないのではないでしょうか(笑)
AIがもう少し賢くなって売りでの運用も行えるようになると良いのですが、今回のダダ下がり相場となると、もう指を咥えて見ているだけしかありません。
円ベースで見た場合、9月30日に比べ、『WN』は-42,695円、『THEO』は-33,988円と下がりました。金額的には『WN』の方が大きいですが、これまでの運用益が高かったため、着地結果では『WN』が『THEO』を上回っています。
【円ベース】 | 2017年3月 | 2018年10月31日 |
Wealth navi | 493,110 (98.62%) | 514,923 (103.00%) |
THEO | 486,610 (97.32%) | 507,598 (101.50%) |
ドル円 | 111.53円 | 112.93円 |
※ドル円はヤフーファイナンスより
ドルベースで見た場合、前月に比べ『WN』は-311ドル、『THEO』は-287.47ドルと共に下がりました。10月はダウ、ナスダック、S&Pの全てがダダ下がり相場でした。その影響を全面的に受けており、運用益は大幅減です。正に地獄月です。落ちた金額は『WN』の方が大きいのですが、20ドルちょっとの差しかないのでこれまでの運用益を考えると、やはり『WN』の方が有利かと思います。
グラフを見ていると為替の影響はそこまで受けてないような感じがします。
【ドルベース】 | 2017年3月 | 2018年10月31日 |
Wealth navi | 4425.32 (101.56%) | 4602.39(105.62%) |
THEO | 4395.75 (101.00%) | 4488.84(103.01%) |
ドル円 | 111.53円 | 112.93円 |
※ドル円はヤフーファイナンスより
兎にも角にも今月は中間選挙なのではないでしょうか?いよいよ11月6日に、アメリカで中間選挙が実施されます。共和党が勝つにせよ、民主党が勝つにせよ、このイベントを乗り切ることで取り敢えず、マーケットは落ち着きを取り戻すと思います。普通に考えれば、共和党、トランプ陣営が勝つことの方が、マーケット的には安定なのではないかと思います。当然、勝つことによって、トランプ大統領の機嫌も良くなり、中国との関係や日本に対する自動車関税問題他に対しても、融和的になるのではないかと思います。Twitterでの口撃も減るでしょう。
これまでの傾向からいうと、株式相場は平行もしくは上がり基調のようです。ハロウィン相場から年末に向けてジワジワ上昇のスタートになれば良いのですが、どうなんでしょうか?一方で、ヘッジファンドの決済が多い月でもあるため、利確売りも重なりやすいと言われており注意が必要です。中間選挙の結果は気になりますが、アメリカ企業及びアメリカ経済自体は好調なので、中間選挙さえ、巧く乗り切れば、10月の大幅下げの反動も相まって、12月までは爆上げになると思っています(希望的観測)。