8月は『米中貿易戦争問題』と『トルコショック』、この2つの問題に、市場は揺さぶられた気がします。どちらもトランプ大統領が原因と言っても過言ではありません。困ったものです。11月の中間選挙までは、今後も国内支持者向けに、色々イキガリ発言をし、相場が荒れるのではないかと予想しています。中間選挙に勝つことを前提にすれば、株やっている人は、下がったときに買って、12月のクリスマス相場中に売却してしまうのが良いと思われます。
円ベースで見た場合、8月1日に比べ、『WN』『THEO』ともに若干運用成績が下がりました。ドルベースで見た場合、『WN』は上がりましたが、『THEO』は下がりました。
投資して以降、取り敢えず、あらゆるシーンにおいて『WN』の方が優秀です。『WN』の運用総額(以下AUM)が1000億円超、『THEO』のAUMは230億円とのことなので、4倍以上の差があります。今後、規模の差が更に大きくなってくると、より明確に運用結果に反映されてくるかもしれません。まだ2年も経ってないので、どちらが優秀なのかを判断するには時期尚早ではありますが、グラフ化してみると結構な差が付いているように見えてしまいます。
前月に比べ『WN』は-1435円、『THEO』は-5332円となりました。共にマイナス運用でしたが、為替が円高傾向に動いたことが影響していると思えます。
【円ベース】 | 2017年3月 | 2018年9月1日 |
Wealth navi | 493,110 (98.62%) | 549,905 (110.00%) |
THEO | 486,610 (97.32%) | 532,256 (106.50%) |
前月に比べ『WN』は+20.86ドル、『THEO』は-10.80ドルとなりました。前月との為替差は-0.9円でしたので、円高傾向になりつつも、プラス運用を行っている『WN』のアルゴリズムの方が現状ではかなり優秀です。
【ドルベース】 | 2017年3月 | 2018年9月1日 |
Wealth navi | 4425.32 (101.56%) | 4955.46(113.72%) |
THEO | 4395.75 (101.00%) | 4794.67(110.03%) |
ドル円 | 111.53円 | 110.96円 |
9月はFRBが政策金利を一段階上げるのでは無いかと噂されています。金利上昇に関しては、既に既定路線となっているため、9月に上がらなくても、年末までには上がる可能性が非常に高いです。金利が上がることで、『円安ドル高』になるため、FXに関してはロングポジション(買い)が通常有利に働きます。日本株に関しても『円安ドル高』の場合、上昇傾向になります。
ただし、トランプ大統領が政策金利の引き上げに難色を示している点が懸念材料となります。FRBの独立性は担保されていますが、その様なことも何も関係ないのが、トランプ大統領です。11月の中間選挙のため、なりふり構わず色々な発言をして、市場をかき乱すことは、これまでの彼の言動・行動を見ていれば、間違いないです。
北朝鮮問題に関しては、進展が見られない状況にあります。この辺りは、やっぱり北朝鮮という感じです。この問題をややこしくしている点として、中国を巻き込んでいることです。現在、トランプ大統領は中国との貿易戦争の真っ只中です。中国へのプレッシャーを強めるために、この問題をカードとして切っているきらいがあります。取り敢えず、即戦争みたいなことはないと思いますが、中間選挙を無事に乗り切った場合(イヤ乗り切れなかったときか?)、予断を許さない状況になるかもしれません。
これまでの傾向からいうと、9月に関しては、市場が活発に動く月ではありません。10月のハロウィン相場、11月の中間選挙あたりまでは厳しい状況が続く可能性があります。しかし、逆を返せば、9月中の急落時に『買い』を仕込み、12月のクリスマス相場で売却のチャンスかもしれません。FXを行っている人は、失業率(9/7予定)とFOMC(9/27予定)は、特に注意が必要かと思います。