『投資信託の買い方?』なんて、意味不明の動画をyoutubeで見つけました(中身見てないですが)。
投資信託が欲しけりゃ、証券や銀行に相談すれば良いだけでしょ。もしくは証券口座開いて、自分で勝手に買えば良いだけです。
しかし、正直、投資信託を買うなんてのは、金融機関に手数料を渡しているだけですよ。
こんなものには騙されないでください。結論いえば、投資信託への投資なんてしなくてOKです。
これは私個人の意見というより、投資の達人であり、コロンビア大学の教授でもあったベン・グレアムの言葉です。
読書嫌いの私でさえ、投資を行うにあたり読んだ名著『賢明なる投資家(1949年著)』に書かれていることです。
IVYの大学教授でもなければ、投資の達人でもなく、実績もない&学歴もないどこの馬の骨とも分からん奴の言うことの方が価値がある!って思うなら構わないのですが、とりま、私はそんなもんに価値があるなんて思っていません。なので、動画も観なかったのですが
「どうして投資信託が負けるのか?」その一番の理由は手数料だとベン・グレアムは言っています。
投資信託を買うにあたり、最初に買い付け手数料と称して1-5%を持っていかれます。その他にも投資信託を保有している限りは信託報酬(運営管理料)も取られたりします。商品によっては、信託財産保留額等、細かい手数料を取られていきます。
ファンドでAMやっていた人間がこんなことを言うのもおかしいですが、なんだかんだで、購入時、保有時、売却時に手数料を取られてしまう(可能性がある)ので、運用率で年間10%以上くらいは確保してないと顧客側は満足いくリターンなんて得られないです。年間10%、月に0.8%程度の上がりを出して行けばよいので、簡単に見えますが、これが中々どうして達成できません。
単年度や上がり相場なら別ですが、10%以上を安定的に稼ぎ出すファンドは非常に数少ないです。下がり相場になったら、プラス運用になるようなファンドも殆どありません。
実際大型日本株ファンドの10年平均リターンで最も成績の良いもので15%くらいです。
投資信託には、買い付け手数料の掛からないノーロード商品もありますが、こんなものは大抵インデックスファンドです。
金融庁が投資信託を購入した顧客の何割が利益を得たのかなどを明らかにするために金融機関向けに定めた「比較可能な共通指標(KPI)」について分析結果を公表しました。
投信を販売し、運用損益別の顧客の割合を開示した36金融機関では、単純平均で40%の顧客の運用損益がマイナスだったとの報告です。
世界屈指の投資銀行であるモルガン・スタンレー組成の商品を売っているであろう、三菱モルガン・スタンレー系の証券会社の顧客がマイナスホルダーの方が多いことから投資の難しさが分かります。
特に三菱モルガン・スタンレーPB証券なんていうのは富裕層に特化した証券会社です。そんな証券会社の顧客の60%近くがマイナスホルダーなんてデータを見ると闇を感じます。
含み益のある顧客が90%を超える金融機関がある一方で、30%台にとどまる金融機関もあり、運用能力にかなりの差がありますので、投資信託に投資しなくても良いと思います。
アリゾナ州立大学のベッセムバインダー教授によると、40カ国余りで1990-2018年に取引された株式約6万2000銘柄の約60%が1カ月物の米国債よりパフォーマンスが悪かったそうです。
これは結構衝撃的なデータで、下手に株式運用するよりも、単純に米国債券をホールドしていた方が利回りが良いってことです。しかも米国債と株式ならば、当然に米国債の方が安全資産です。
債券を組み込んでいる投資信託もありますが、そんなものを買うくらいなら素直に米国債投資をした方が良いのかもしれません。
少なくとも無理して、というか、投資信託に投資をする必要はないです。