『空室対策&満室方法』の新規開拓で少し話しましたが、私は付き合う会社も新規開拓しています。
デベロッパー、ファンドで社会人経験を積んできました。どっちの世界も仕事成果やコストに対しては、非常にシビアな世界です。そんな世界にいたので、成果の上がらない会社やコストの高い会社は許せません。
そんなこともあり、使えない会社は徐々に打ち切って、成果をあげている会社に仕事依頼をシフトさせています。そのくらい、私は仕事&お金に関しては、ドライな人間です
昨年の話ですが、設備工事の会社で、祖父の代から付き合いのあった会社Zも切ってしまいました。理由は結構な金額を吹っ掛けてきたからです。
自宅において、水漏れが発生したため、この会社Zに水道工事の見積もりを出させたところ、100万円と言ってきました。
100万円はあり得ないと思い、ネット調べたところ、とりま東京都水道局に連絡をしました。すると、水道局から工事対応できる設備業者数社に連絡を入れ、連絡させると言われました。で、連絡貰った会社に見積もりさせたところ15万円でした。
詳細聞いたところ、一部箇所の工事だけで直るとの理由からです。Z社は壊れていない箇所含めて、全部交換させようとしていたのです。もしくはバカなんで、一部交換で済む工事と分からなかったかです。
知らない会社に連絡入れるのは、正直億劫ですが、この一手間を行って、見積もり取ることが、コストダウンにつながります。私は未経験の工事が発生すると、毎度この面倒な作業を行っています。この面倒な作業を毎度行って、数社と比較して、毎度安い価格提示してくれる会社と付き合えば良いです。
とはいっても、安かろう悪かろうの可能性もあるので、既に終わった工事の出来なんかを新しく呼んだ会社に見させ、どんなもんかを聞いたりもしています。
Z社は発注されなかった理由を知る由もないでしょうが、全く信用できない会社だと分かったので、取引を一切止めました。昔からの付き合いだろうが、経営者が変われば、方針も変わります。私が生きている間は(つってもU社の社長の方が全然年上なので先に死ぬでしょうが)、U社に仕事を発注することはありません。
ちなみに、水道会社だけでなく、塗装会社に関しても、他の会社に変更しています。理由は当然にコストです。
弱小零細企業で、そんなことをして大丈夫かと思う方もいるでしょうが、設備業者なんて幾らでもあるので、メイン1社、サブ1,2社くらい付き合っておけば、緊急時でも何とかなります。『設備業者なんて幾らでもある』っていうのは、設備業者をディスっている訳ではありません。1社に拘る必要がないってことです。
企業経営しているなら『1社に拘る必要ない』点を理解して、ドライに割り切れるか・否かで、この決断が出来る・出来ないに繋がるかってだけです。経営スタイルは人それぞれです。コスト以上に昔からの関係を大切にする経営者がいても、それはそれでアリだと思います。
しかし、そうでないなら、コスト重視をするってだけです。これが吉と出るか、凶と出るかは分かりませんが、取り敢えず、現在のところマイナス要素はありません。水道工事に関しては、今回対応して頂いた会社に以後も依頼しています。
しっかし、このZ社は、私の大切な祖父、親からも結構な額をボッタ喰ってきたのかと思うと許せません。どーにか、一撃を喰らわせてヤリたいもんです。
序でに同様の工事をTVCMを打っている『イー〇マイル』って24時間365日引き受けているなんてところにも相談しました。現調に来たオヤジに『相見積取る』と言った途端に現調作業さえしなくなりました。工事価格も工法も基本Z社と同じでした。
クソ対応されたので(ある訳ねーと分かっていて)「オタクに頼むとどんな特別なバリューがあるんだ?」「超高層物件は技術的にスーゼネにしかできないから高い工費でも、大手デベはスーゼネに頼むが、オタクは町の水道屋と比べて何か特別な技術的工法やバリューがあるのか?」と聞いたら、アッチの回答は『24時間365日対応です(キリッ!!)』ってことでした。それ電話対応とトイレの詰まりだの簡単な工事だけだろと・・・おまけに『内は高いです』とも言っていました。
バリューに見合う仕事なら高いのは仕方がないですが、多くの業者が出来る仕事で吹っ掛けてくるような会社は、マジで碌なもんじゃありません。
イース〇イルみたいなところ(他にも何社かありますが)に頼む前に、まず東京都水道局(こちら)に相談した方が良いと思います。ちなみに、私はまず東京都水道局に相談して、業者紹介して貰いました。ただ、私の紹介して貰った業者はアタリ業者でしたが、必ずしもアタリって訳でもないと思います。
会社経営云々に関係なく、一般の方でも、TVCMに無駄なコストをかけているところよりも、家の比較的近所で困った時、すぐ駆けつけてくれるような業者をチェックしておくことが大切です。
ちなみに、東大時代の友達で東京都に勤めているやつがいるのですが、彼から水道局は力を持っていると聞いたことがあります。東京圏の上水管理をしているからなのか、国よりもその辺に関しては、対応も早ければ、力も強いみたいなことを言っていました。
水道工事でも、クロス張替えでも何でも良いですが、代替業者が幾らでもいるような仕事に関しては、正直、特別な技術なんて基本的にはないです。職人さんをディスる訳じゃないですが、ぶっちゃけ、自分で行おうと思えば、結構なことでも自力で行えます。今ではインターネットブログやyoutubeで、丁寧に作業法が説明されています。
超高層ビルの設計は特別な知識や資格がないと出来ませんが、現場でトンカンする作業は超巨大なプラモデルを作るようなもんです。小さな頃にプラモデル作ったり、図工の授業で得たアノ経験や感覚の延長線上にあるようなもんです。
一級建築士でも、大工でもないのに、自力でログハウスだとか、作っている人がいるくらいです。タレントの森泉もTVの力を大いに借りていますが、DIYを行っていますよね。あの程度のことなら、スピードや仕上がりの差はあれ、誰だって出来る仕事です。
現に私も鉄柵塗りとかは、ペンキ屋に頼まず自分で行っていますし、トイレの付け替えやクーラーの付け替えとかも自力で出来ます。クロスの張替えも見ている限り自分で出来そうです。職人さんと自力の違いは、スピードと仕上がりですが、この辺も数こなしている内に少しずつですが、縮まってきます。
自主管理で不動産経営するのであれば、この程度のこと出来た方が本当に楽です。業者に依頼する方が面倒、ってか、大した事じゃないんで、自分で仕事覚えた方が良いです。
凸社に15万円払って直して貰った箇所は、その後、水漏れを起こすこともなく問題ありません。100万円も払う必要がなかったことです。1点問題があったとすれば、初めて依頼を申し込んだのと、GWを挟んでしまっていたこともあり、実際に工事が行われるまでに1ヵ月近く掛かったことです。
普通の家庭で1ヵ月水道が使えないとなると、かなり生活に支障が発生します。しかし、水道の元栓を閉めておかないと水漏れが止まりません。貸室だったら、1ヵ月なんて待てない状況ですが、自宅なので仕方ありません。ってか、我慢するか・しないかって話です。なので、私、1ヵ月間水道ナシで生活しました。流石に、ストレスフルな期間ではありました。
飲み水に関しては、ウォーターサーバーを導入しているので問題ありません。生活水に関しても、井戸水使えるので、洗い物や洗濯等はそれで対応できます。困ったのはトイレとお風呂です。トイレに関しては、面倒ですが、一度水を流す度に井戸水をチャージすれば利用できますが、チャージ作業が本当に面倒でした。お風呂はスポーツジムで済ませていましたが、その為に態々出かけないといけない。また、朝風呂が出来ないというのは、カナリのストレスでした。
こんな思いをしたり、高いお金を払わないためにも、日頃から対応の良い会社を探しておくことをお勧めします。