BOと違い私自身もFXは彼是10年近く行ってきており、退場に遭ったことがないので、いちおー信じてはいるのですが、FXでも怪しい仕組み、イカサマが疑われています。勿論、そんなことFX会社が行っているとは、全くコレぽっちも思っていませんよ、、、でも、多くのゲーム参加者(一説には90%)は、1ヵ月とか、3ヵ月で資金溶かして退場らしいのです。
世の中には、沢山のFX会社がありますが、行われている取引に関しては、大きく分けて、下記2種類の取引方式があり、そのどちらかが採用されています。
DD方式とは、通貨取引において、投資家とインターバンク市場の間に「FX会社のDealing Desk」が仲介する方式のことを言います。FX会社には投資家より大量の売買注文が入ります。まず投資家はFX会社と取引をします。すると、FX会社も大量のポジションを持つことになりますが、投資家の注文はロング、ショート入り混じっていますので、相殺できる部分が多々発生します。それでも相殺しきれない分をインターバンク市場に取次します。但し、このインターバンク市場に本当に取次をしているのかが疑惑の部分です。
DD方式イメージ図
Aさん(投資家)が友達のBさん(FX会社)に「駄賃の1,000円あげるから、10,000円で馬券を買ってきてくれ」と頼みました。しかし、その予想が大穴過ぎてBさんは当たらないと思いました。そこで、Bさん(FX会社)は馬券なんて買わず10,000円を懐に入れて、馬券を買いに行った振りをしました。
これで馬券が外れれば、Bさん(FX会社)は11,000円の儲けになります。Bさん(FX会社)はAさん(投資家)の予想が外れることを願うばかりです。もしAさん(投資家)の予想があったなら、Bさん(FX会社)自腹でお金を工面しないといけなくなるからです。
無いとは思いますが、例え話のように、FX会社が仲介することで、FX会社が恣意的に発注を遅らせたり、そもそも発注をしなかった、なんてことをしていたとすると、(特に短期)投資家は利幅を削られたり、ロスカットを食らったりします。そして投資家の損失は、そのまんまFX会社の利益になります。DD方式の場合、このような利益相反を生む可能性があるのです。
ただ実際のところはブラックボックスになっており、どのように運用されているのかは、中の人にしか分かりません。でも、FXは投資家の90%が数ヵ月で退場するゲームなのです。端から90%の人が負けるなら、勝っている10%の人の取引だけを成立させて、残り全部を仲介者利益にって、ずる賢い人なら思いますよね。
実際FXの取引を行うと分かりますが、成行注文の場合は約定できないなんて、殆ど起こらない一方でスリッページが発生するなんてことはザラです。私はロスカットを食らったことないのですが、リーマンショックの時などは100円で売りたいと発注を出しても、買い手が付かずにズルズル下がって、70円でやっと買い手が見つかったみたいな話を聞きました。
本当に買い手が付かなかったなら仕方がないですが、もしFX会社が大量の売り注文を処理できずマッチングが遅れたり、そもそも90円の買い手がいたのにマッチングさせなかったり・・・そしてロスカットになれば・・・
『こんなことが国際的に通用するのか?!許されるのか?!』と思った方いると思いますが、国内業者の多くはこの方式です。『何でぇぇ?!』の理由は、NDDにて説明します。尚、海外ではこの方式は殆ど取られていません。海外業者でこの方式を使っている会社での取引は、、、、分かりますよね?
NDD方式とは、通貨取引において、投資家とインターバンク市場の間に「FX会社のDealing Desk」が仲介しない方式のことを言います。投資家が直接インターバンクにアクセスする方式です。NDD業者(FX会社)は、投資家にとって最も有利な売値と買値をインターバンクとマッチングさせます。そこにマークアップ手数料(マッチング手数料)を上乗せします。
例えばですが、投資家が100円で買いを出すと、実際には100.001円でマッチングされ、0.001円分がNDD業者の儲けとなるようなイメージです。全ての取引で微々たる手数料を得て稼ぐという感じです。DD方式と違い、FX会社はポジションを持つこと(リスクを負う)はありません。海外FX業者の多くはこの方式を採用しています。
先の例え話で言うなら、友達Bさん(FX会社)に馬券を買ってきてなんて頼まず、自らが買いに行くってことです。この場合は当然Bさんに猫ババされるなんてことは発生しません。
これだけ聞くとNDD方式の方が圧倒的な有利な気がしますが、DD方式の方が優れている点があります。それはNDD方式と比べ、DD方式の方がスプレッド幅が小さい傾向にあります。一般論としては、短時間ではスプレッドが大きく動くことは少ない傾向(勿論例外イベント他多々アリ)なので、超短期で細かい利ザヤを稼ぐ人(スキャルピング)にとっては、スプレッド幅が小さい方が都合が良いです。
小さなスプレッドで大金得るためには取引枚数を増やさなければなりません。そうなると当然レバレッジが大きくする必要があります。レバレッジが大きくなるということは、予想が外れた場合は損失が大きくなりますので、ロスカットリスク率が大幅に上がります。1,3ヵ月で退場というのは、恐らくフルレバで勝負をしている人が多いからだと思われます。私は10倍レバを設定していますが、実際には5倍程度までのレバしか取らないため、退場したことがないってだけです。