9月は『米中貿易戦争問題』と『FOMC』の月だったかと思います。中国との貿易戦争は未だに決着付かずに燻ぶったままです。日本とアメリカの間の貿易問題に関しては、取り敢えず、自動車に対する課税に関しては一時的ではありますが回避されました。自動車で生きている国としては、一先ずホッとしたところです。安倍総理の続投が決まったことは市場にとっては良いニュースだったかもしれません。一方の『FOMC』は予想通り、アメリカの金利引き上げが決定されました。このことにより、111円台から114円にタッチするまでに円安が一段と進行しました。自動車関税回避と円安進行から日経平均は24,000円台を付けました。これはバブル崩壊以降、約26年ぶりの数値だそうです。米国の金利に関しては、12月に再度の利上げが予想されています。
投資して以降、相変わらず、あらゆるシーンにおいて『WN』の方が優秀です。今月の円ベースの結果はこれまでの運用状況においてTOPクラスの運用率となっています。(金額が少ないのですが、多少の複利要素を考えると・・・当時の為替は109円台だったのでもう少し良い数字が出ても良い気がしますが)
円ベースで見た場合、8月31日に比べ、『WN』は9,577円、『THEO』は10,026円と共に上がりました。殆ど変わらない程度ですが、『THEO』の高い伸びをしているのが意外です。運用成績がプラスに傾いた一番の要因は、円安に振れたことだと思っていたのですが、グラフ化してみると余り関係ないように見えます。
【円ベース】 | 2017年3月 | 2018年9月30日 |
Wealth navi | 493,110 (98.62%) | 559,482 (111.90%) |
THEO | 486,610 (97.32%) | 542,282 (108.46%) |
ドル円 | 111.53円 | 113.68円 |
※ドル円はヤフーファイナンスより
※月末数値に変更したため、期間が変更されています
ドルベースで見た場合、前月に比べ『WN』は-46.41ドル、『THEO』は-24.84ドルと共に下がりました。ダウチャート自体は9/1(約26,000)よりも9/30(約26,500)の時点の方が高い数値になっていましたが、AI&ロボは、この流れに付いていけなかったようです。あらゆる面で『WN』の方が有利でしたが、今回下げ幅まで『WN』の方が大きい結果となりました。
【ドルベース】 | 2017年3月 | 2018年9月30日 |
Wealth navi | 4425.32 (101.56%) | 4909.05(112.66%) |
THEO | 4395.75 (101.00%) | 4769.83(109.46%) |
ドル円 | 111.53円 | 113.68円 |
※ドル円はヤフーファイナンスより
※月末数値に変更したため、期間が変更されています
いよいよ11月に、アメリカで中間選挙が実施されます。そのため、今月はこの手の話題に関係する報道が多くなると思われます。当然、トランプ大統領に対するネガティブ報道も増え、それに対しての反撃といったいつものパターンも激化していくのではないかと思います。それによって市場が揺さぶられることは間違いないと思われます。(早速、トランプ大統領の脱税疑惑が報道されました)
貿易戦争はまだ決着を見ていませんが、習主席が軍事的なパフォーマンスを行ったり、南シナ海で米軍と人民解放軍の軍艦が異常に接近する等の挑発行為が目立っています。今月もこの傾向は続くかもしれません。これらの行動によって市場が敏感に反応すると思いますが、9月頭のダウ、上海総合指数よりも、9月末の数値の方が上がっている点は若干の安心材料です。
これまでの傾向からいうと、株式相場は落ち込むそうです。ブラックマンデー、ブラックサーズデーは共に10月に発生しています。そのためなのか、10月に関しては市場はあまり活況を示さないとのことです。但し、10月末からハロウィン相場なるもので年末にかけ、上がっていくとの話もあるようなので、前半、中間は辛く、後半好況といった感じになるのでしょうか。尚、日本においては10/4は投資の日と呼ぶそうで、この日は日経は上がるなんて言われているようです。