『ビザスク試してみた』って記事を書きましたが、似たようなサービスにランサーズというのがあります。こちらはスポットコンサルというよりは、フルタイムに近い仕事も受注出来たりします。最近の言葉で云えば『フリーランス』なんて働き方の人をターゲットにしたようなサイトです。ただ、人並み以上のプログラミングスキルだったり、外国語の翻訳スキルを持つような人にとっては使いやすいサイトかと思いますが、ココは闇も多いです。
ワーキングプアなんて、言葉が数年前から聞かれますが、この手のサイトはその温床に思えます。私が『まずみろ』を始めたきっかけは、正にランサーズです。ランサーズに自己プロファイル他を登録して、間もなく、私の元に不動産会社から『不動産に関する記事を書いて欲しい』という連絡がきました。
依頼内容が極めて低能で『開業医に不動産投資を促す記事を書いてくれ』とのことでした。馬鹿らしいと思ったのですが、暇だったのと初めての依頼で『自分も認められているんだな』なんて思ったりもしていたので、引き受けました。5本の記事を書いて、確か1万円の手取りでした。記事5本を納品後、すぐに同じ会社から再度記事執筆の依頼がきました。ただ、希望納期が短く、そこまで時間を取れなかったので断りました。
また暫くすると、他の会社から同様に記事執筆の連絡がきました。この時に疑問に思い、ランサーズ内を覗いて見ると、記事執筆の公募案件が大量にありました。私は1本あたり2000円で記事を書いており、一文字単価に直すと2円/字ですが、大量にある記事執筆案件の中には、1本で500円とか、800円なんてものも大量にありました。これ見たとき「あー、誰かに記事を書かせて、HP作成して広告収入得るんだ」って気付きました。
その後、youtubeか何かで偶然ワーキングプアのドキュメンタリー動画を見たのですが、その内容が正に記事執筆に関するものでした。ランサーズの様なサイト等で記事執筆の仕事を受けていたワープアAがある程度の本数を依頼主に出稿することで、受注単価が1000円→2000円のようにUPします。
そうなると、ワープアAが記事執筆の案件を800円とかで応募依頼をかけます。800円で受注する者Bが出てくると、ワープアAは執筆作業なんて面倒なことはせず、1200円ピンハネして儲け、低単価の仕事をBに押し付けます。その動画内では『どんなに安くても誰かしら引き受け手がいる』なんて言っていました。
ビザスクとは違いランサーズは記事執筆ならば、簡単にマッチングします。というより、依頼者からしたら、定期的に決まった本数の記事を書いてくれさえいれば、誰でも良いのです。単価が異常に安く普通の人なら『こんな金額じゃ誰も受けねーよ、ドカス』と思うような案件が腐るほど転がっています。
自らが専門知識を持っている人は、記事執筆なんてせずに(そもそもこんなことしている暇がないかもしれませんが)、自分でレンタルサーバー&ドメインの契約を取ってHPを作成し、google adsenseに申請し、自分のHPに専門知識やノウハウ(一部)を記載した方が割が良いです。
HP開設直後は全くお金にもならないですし、イニシャルコスト(レンタルサーバー&ドメイン)も発生しますが、ファッションやメイクのような一過性のものではなく役立つ知識やノウハウであるなら、一度書いた記事は資産になります。そんな記事を100本程度保有できれば、イニシャルコストくらい賄えるし、もしかしたら100万円/月とかになるかもしれませんよ。