AI&ロボアドバイザー投資は自ら金融商品売買を行うことがなく、全てAIが勝手に自動取引を行ってくれる金融商品になります。投資者である「あなた」が行うことは、どのような戦略でAIに取引を行わせるかだけです。
例えば、「ハイリスク・ハイリターン」なのか「ローリスク・ローリターン」といったことです。これを決定した後は、基本的には『あなた』が行うことはもう何もありません。放置しておいてOKです。この手軽さから、投資初心には特に適した投資商品なのではないかと思っています。
今では、我々一般人でもAI投資出来るようになりましたが、少し前ではこのような投資を行えた人は限られた大金持ちだけでした。アメリカに「ルネサンス・テクノロジーズ」というの有名なヘッジファンドがあります。このファンドの特徴はコンピュータを用いたアルゴリズム取引で、今のAI投資の先駆けみたいなものでしょうか?
ファンドの創始者ジェームズ・シモンズは非常に優秀&世界的な数学者で、その数学的な能力を金融取引に応用し、世界屈指のファンドにまで成長させました。ヘッジファンドなので波はありますが、彼が受け取る年間報酬額は1000億円を超えています。
報酬額にばかり目がいきそうですが、1000億円の報酬を得られるくらいにファンドの運用が素晴らしいということです。こんなにお金を増やしてくれるのなら、誰しもこのファンドにお金を預けたいと思いますが、この手のファンドへの出資は10億円/口、100億円/口みたいな金額になるため、普通の人には縁がないものです。
運用手法は違いますが、日本においての有名ヘッジファンドは、(旧)村上ファンドです。当時大臣だった竹中平蔵や日銀総裁の福井俊彦などが出資をしており、一時期マスコミで騒がれていました。このファンドに出資するには、最低1000万円は必要だったようですが、倍以上のリターンが得られたようです。
少々話がそれましたが、AI等を使った金融取引は、一部の超高学歴と超大金持ちによって、ひっそり行われていましたが、フィンテックの爆発的な技術革新もあり、アメリカでAI運用を行うベンチャー企業『Betterment』や『Wealthfront』等が誕生しました。これを契機に、一気に一般庶民の手に届くところまで、AI投資、ロボアドバイザーは下がってきました。そして、この日本版ともいうサービスが『Wealth Navi』や『THEO』、『folio』です。
長くなったので、ここで切ります。続きはこちら。