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【不動産投資】レオパレス21 そして伝説へ

2ちゃんネタがマジだった

TVCMなどでも良く聞く名前のレオパレス21が、マータ、やらかしました。何をヤラかしたのかというと、施工したアパートの天井で耐火性能を満たしていない不備があったのです。そして、この数が凄い!!!レオパレス21が1996年から2001年に施工した物件で、最大で1324棟で、外壁や内壁、天井等で施工ミスがあったというのです。20年近く前の物件であるため、当時の施工資料や検査済み証等の書類が残っているとは思えないため、責任の追及となるとどこまで出来るのか怪しく思えます。

今回発覚したもの以外の施工不良物件の入居者と合わせると、転居要請の対象は33都府県の1324棟、1万4443人にのぼっています。3、4月は進学や異動による転居が多く、引っ越し業者は「繁忙期で対応できない」とのことです。国土交通省によると、大手6社の引っ越し件数は3月が34万件で、年間の約15%を占めるそうです。

ってか、レオパレス21は『すずちゃん、広瀬すずにイメージ悪くしてすみません』と謝罪しておけよ。

外壁のミス

外壁に関しては、925棟で外壁材の間に本来グラスウールを挟むべきところ、発泡ウレタンを使用していたとのことなので、断熱材の仕様が違っていたということのようです。今回発覚した箇所は、外壁材の内側など竣工後確認が困難な部分に集中しており、建築確認制度の死角を突くような悪質なものであると考えられます。

内壁ミスは正に2ちゃん伝説のアレ

内壁云々というのはレオパレス21では以前から良く言われ、今回、内壁に関しては771棟でミスが確認されています。壁が薄過ぎるため『 右の隣の部屋の住人がオナラをしたら、左の部屋の住人が壁を蹴った』なんて、ネット上では『レオパレス伝説』として、ネタにされるくらいに有名でしたが、どうやら、これがガチ施工だったようです。内壁の使用部材が薄過ぎるため、遮音性が保たれていないと先程ニュースも流れていました。

【その他の伝説】
・エアコンが勝手に切れる
・チャイムならされたと思って玄関を開けたら、四軒隣の部屋だった
・チャイムが聞こえ今度こそはと思ったけど、やっぱり隣の部屋だった
・チャイムを鳴らしたら住人全員が出てきた
・ティッシュを取る音が聞こえてくるのは当たり前、携帯のポチポチが聞こえることも
・爪切りの音も聞こえる
・納豆をかき混ぜる音も
・壁ドンしたら壁に穴が開いた
・というか、穴が開いたあとも開くまえと聞こえてくる音は変わらなかった
・壁に画鋲をさしたら隣の部屋から悲鳴が聞こえた
・隣二部屋を借り、「これで防音ばっちりだ」と思ったが、さらにその向こうの部屋の音が聞こえてきた
・すかしっ屁の音が聞こえる、というか臭いもする
・だけど家賃6万
・業績悪化でさらに壁が薄くなる
・将来的には壁がなくなる可能性も

天井は喫緊の問題

天井に関しては、641棟が耐火性能不備があるとのことです。本来、2重に貼らなければならない天井材を1重にしか貼ってないようです。現況で火災などが発生した場合、居住者の安全性を担保出来ないということから、不良施工がある641棟の入居者7782人に対し、早急に引っ越すよう、レオパレスは居住者に要請しています。しかし、今すぐ引っ越せと言われてもですよね。

引っ越し費用に関しては、当然にレオパレスが負担するとのことです。一方で、家賃に関しては個人負担とのことです。当然と云えば、当然なのですが、迷惑料というか、謝罪金というか、そんなものはあっても良い気がします。

ガイア砲1

レオパレス21は以前より、テレビ東京の番組『ガイアの夜明け』にロックオンされていました。一番最初の『ガイア砲』は2017年の年末です。この時は、今でも各所で問題となった(なっている)『X年家賃保証』というサブリース契約に関することでした。今では各社の悪どいやり口が明るみに出てきており、国交省、金融庁、消費者庁が共同で注意喚起資料を作成しています。

レオパレス21においても、オーナーにアパート建設を促し、その後はサブリース契約を行って家賃保証をするなんてことを、当初は謳っていたようですが、当然数年後には景気が悪くなった等の何かしらの理由を付け、賃下げを行っていたようです。これを『ガイアの夜明け』に告発されるという目に遭っています。

ガイア砲2&3

2発目の『ガイア砲』は2018年5月の放送です。この時の告発内容が、正に今回事件の発端です。レオパレス21物件の天井に防火壁がないことを告発しました。この告発を元にレオパレス21は、自社関連物件全てを調査すると約束をしました。しかし、その全棟調査が全く行われていなことを、今年の2月の放送で暴露されました。これが『3発目のガイア砲』です。

1発目(サブリースのウソを暴露)、2発目(違法建築を暴露)の時点でも非常に大きな問題になっていましたが(特に1発目)、今回は今までにも増して強烈なものに感じます。正直、レオパレス21は、企業としてコンプライアンス(法令順守)なんて全く気にすることもなく、儲けにだけ走っている拝金主義のブラック企業なのだなという印象です。こーゆーのがいるから、不動産業界って、ブラックって思われてしますのですよね。。。。

トドメを刺しにいくー

3発目の『ガイア砲』をこの時期(2月)に合わせたのは、恐らく、引っ越しシーズンを見越し、レオパレス21物件に客付けをさせないためではないかと思います。実際問題、大手引っ越し業者6社は、対応できないとの返事が出ていますからね。日経・テレ東グループは本気でレオパレス21をヤりにかかっているなと感じずにはいられません。

損失額

顧客の引っ越し費用は全てレオパレス21が負担するとのことで、特別損失として430億円を見込んでいるとのことです。併せて2019年3月期の純損益は400億円の赤字のようです。年間配当も0円になるとのことです。

不良施工物件(自社保有以外)関しても、当然、何かしら補償が発生するはずです。1324棟が不良施工なので、1棟1億円だとしたら(もっと安いとは思いますが)、1324億円必要になります。今後、この補償に一体どのくらいの資金が必要となるのかが興味あるところです。

但し、会社としては相当大きな規模ではあり、流動資産である現預金は892億円、自己資本は1069億円超もあるので、即倒産なんてことはないと思います。

株価(2019/2/8)に関しては、415円のストップ安です。恐らく、来週明けもまだ株価は下がるはずなので、株主の方はマジたまらない状態でしょうね。空売り推奨銘柄になるのだろうな。

問い合わせ専用ダイアル

レオパレス21は、施工不良の物件に関する問い合わせ専用電話

入居者向け:0120-911-165(午前10時~午後7時)

オーナー向け:0120-082-991(水曜日のみ午前10時~午後6時、その他は上記同)

フリーダイヤルではあるのですね。

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