メリット&デメリットは表裏一体
FXは私も行っています。少ない資金でも始められるのがFXのメリットでもありますが、そのメリットがまんまデメリットになりうるのがFXです。少ない元手・元本というメリットを最大限に享受するためには、フルレバレッジにする必要があります。日系企業でFXを行った場合、レバレッジは最大25倍までですが、外資系企業を使うと最大レバレッジが400倍といったとんでもない取引が出来たりします。そのため、無理な投資(投機)を行っている人が多々います。
AIトレード
今月(2018/12)のような激しい相場の中では、ハイレバレッジで取引していた人は、かなりの損失を被った方もいるのではないでしょうか?一番の理由はフラッシュトレードやAIトレードと言われるアルゴリズム取引が発動しているからです。ロボアドバイザーのところでも、説明したのですが、莫大な資金を扱うヘッジファンドの運用では、アルゴリズム取引は当然の手法となっています。コンピュータを利用した高速取引、アルゴリズム取引によって、人間がトレードしていた頃では起こりえない今回の様な急激な相場変動を生み出します。
各社色々なアルゴリズムの元で、売買を行っているのでしょうが、急激な【売り】が発動すると通常ではありえない速度で価格が下落していきます。「損をしたくないという心理的なもの」と「AI」が関係しているからでしょう。早めに損切をしたがる人間の心理と下落スピードに反応したAIが相まって、過剰な売り反応に振れたと思われます。
市場参加者が少ないときはヤバイ
更に今回はクリスマス休暇、年末休暇で市場参加者、取引が少ない状況だったので、ヘッジファンドが【売り】仕掛けをしたと思われます。どこかのヘッジファンドが【売り】仕掛けを行ったことで、他のヘッジファンドのAIも反応して売り行動をとり、短時間の間で売りが売りを呼ぶ状況となり、買い方をあっという間に刈り取っていったのです。市場参加者が少ないとき、このようなヘッジファンドの仕掛け行為は、度々行われています。
【追記】やっぱりきた!しかし、私はノーダメ、その理由は?
正に上記に書いたことが2019/1/3に起こりました。フラッシュクラッシュって奴です。原因も先に書いた通りです。クリスマス-年末-正月休暇の続きで、市場参加者が少ないところをがっつりAIトレードに狙われました。今回のフラッシュクラッシュは相当な動きをしたので、被害者大きいみたいでした。私も20枚近いドル円ポジションを持っていたのですが、全くのノーダメ―ジです。何故、ノーダメージだったのか?
メリット&デメリット
メリット | デメリット |
少ない資金で始められる
経済指標や市況結果が反映されるため、努力、経験等が一定程度報われる可能性が高い スプレッドだけでなく、スワップポイントも狙える 売りからでも、買いからでもゲーム参加出来る グローバル通貨取引に参加できる(取引通貨が沢山ある) |
フルレバレッジにしないと「少ない資金」というメリットを最大限享受出来ない
投資金額以上の負けが発生する可能性があり、その場合の損失額は多大となる 瞬間的な値動きが激しくなる時があり、意図しないロスカットの可能性がある スワップがマイナスに働くと、損失が発生する場合がある 取引通貨国の事情が良く分からない場合、極めて高いリスクに晒される ゼロサムゲームである 国内事業社に関しては、最大レバレッジが25倍から10倍に引き下げられるか? |